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僕の前に道はある 僕の後ろに轍が出来る

元サイクリストが綴る自転車や散歩を中心としたブログです。
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サクラ散る木曽川を往く

この週末は良い天気に恵まれ、ロードにまたがって走りに出た。
別にサクラを見ようと思った訳ではないが、走っているうちに、まだまだ場所によっては残っており、陽気に誘われて家族連れが多かった。

美濃路を北上して、いつものように木曽川を見て引き返して帰ろうと思ったのだが、時間も早かったので、木曽川の堤防道路をしばらく上流に向かって走ることにした。

この辺りの木曽川南岸は、サイクリングロードが整備されていて、多くのサイクリストが汗を流している。もうすっかり春の日差し。

春の風景。

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138(いちのみや)タワー周辺の、いわゆる木曽川堤(きそがわつつみ)はサクラの名所として知られている。満開ならばなかなかの風景なんだろう。すっかり花が散って、サクラのじゅうたんが出来ていた。
これはこれで美しい。

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遊歩道のマンホールまでこの通り。

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この木曽川堤、もともと御囲堤(おかこいつつみ)と呼ばれており、秀吉の時代から、洪水に悩まされたこの地域を水害から守るために作られたらしい。徳川時代になってからは、御三家の尾張藩がその力関係から、対岸よりも高い堤を作ったとか。
何処にもありそうな話。
明治の時代になってから、サクラが植えられ、国の名勝、天然記念物になっているそうだ。

平坦でスピードが乗る道を走っていると、ついつい調子に乗って、木曽川を渡って、各務ヶ原のサクラの名所、新境川まで足を延ばそうと思ったが、下調べをしていなかったので、どの辺がポイントなのか判らない。自分の体力と相談して今度の機会にとっておくことにした。

自宅に着いたのは、昼過ぎ。先週の距離の約2倍だが、疲れは同じ位。
ロードバイクは貧脚の自分をも遠くまで連れて行ってくれる良く出来たマシンである。

本日の走行距離:70.9キロ

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秋風に吹かれて木曽川ポタ

前回のポタリングの後、汗をかいたままの体でうたた寝をしてしまったせいなのか、数日後、不覚にも風邪を引いてしまった。
なんとか治まった文化の日、好天に誘われて走ることにした。
何処へ行くかも全く考えておらず、走りながら考えるうち、結局はいつも走っているようなルートになる。
名古屋市内を縦断することになる南、東南方向へ進むことは滅多になく、大抵は、北ないし北西方向が多い。

今回はあまり走らない県道名古屋祖父江線を使って木曽川方面に向かう。
もしかすると、イチョウが色づいていたり、と思ったのだが、やはりまだ早かった。

祖父江緑地で初めての休憩。ウィンドブレーカーを着たまま走ったので、汗だらけになってしまった。
初夏の頃、使ったことのある、中野の渡しで木曽川を渡ることにする。

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この日の客は私一人だけ。そのために、2人のおじさんが船を出してくれる。
無料で乗るのが申し訳ない。

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短い航海の間、おじさんと言葉を交わす。
休日になると、釣り客やサイクリストが数人使うことがあるらしいが、平日はほとんど客が居ないらしい。
県をまたいでいるので、通学に使われることもなく、何本もの橋が架かっている現在では、いつ廃止されてもおかしくない。

遠くに工事中らしき橋が見えるが、濃尾大橋の架け替え工事が始まっているそうだ。橋の完成により、この渡し舟も廃止と決まった訳ではないが、運営している県は廃止したがっているとのこと、周辺の市町村が手を上げれば存続ということも有りうるようだが、どうなるかは判らない、そう話すおじさんはなんだか寂しそうだった。

そのまま岐阜県に渡って、羽島の町へ。フジの花で有名な竹鼻別院のフジの木の下のベンチに座って休憩。
親鸞の時代に開かれた浄土真宗の由緒ある寺院、ということらしいが、祭日の昼下がり、全く人が居ない。シーズンでもないので当然か。

それにしても街の中にも人が居ない。

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お昼少し前だったので、引き返して少し先で食事をすることにした。
木曽川を渡り、愛知県に戻る。濃尾大橋を渡った先の「起(おこし)」の町で食事のできる店を探す。

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起の町は、毛織物産業でかつて栄えていた。木曽川の渡船場があったことから、毛織物の積み出し港だったのだろう。
つい最近まで尾西市だったが、平成の大合併で、同じ繊維のまち、一宮市に組み込まれている。

今も当時の名残りで、何本かの煙突が立っている。こんな懐かしい三角屋根の工場跡もちらほらと見つかる。

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かつてはもう少し栄えていたんだろうなあ、という感じの商店街も、開いている店がほとんどない。古い町並みでもなく、かといって新しく整備されている訳でもない、国道から外れて寂れてしまった、ごく普通の郊外のまちだった。
食事もする場所がないので、退散する。

帰り道、稲沢市にある、テックスポーツカミハギ、という店を覗いてみた。

店先に駐輪して店内を物色していると、うちでもCORRATECを扱ってるよ、でもこんな色は見たこと無いなあ、
この自転車は、あなたの体に合ってない、なんてことを言われた。そんな客がよその店で買ったバイクを持ち込んでくるんだ、なんてことも。

確かに、輸入車で、サイズオーバーなことは否めないので、どうしたら調整できるのか、そこまで聞きたかったが、なんとも個性的で、マシンガントークを繰り出す親父さんにおされ気味だった。
なかなかこんな店も珍しいので、またの機会に訪問してみよう。

本日の走行距離:69km
9月からの累計:410.6km


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中山道(鵜沼~御嵩)をゆく

貴重な梅雨の晴れ間の週末、近くだが未だ走ったことのない区間を走ることにした。

予報では、最高気温30度を越える暑さとのこと。
夏なんだからこんなものでしょ、と若干早めの8時過ぎに自宅を出る。

犬山まではいつも走っている岩倉街道~五条川~木津用水のルート。いつもと同じ位、約1時間半で木曽川河畔に出る。
日差しがすっかり夏のものになっている。いつもより、喉の渇きが激しい。

さて、木曽川を渡り岐阜県側に入り、名鉄鵜沼駅の裏手にある住宅街を抜けて国道21号線へ。
この辺りは、山が木曽川に迫っていて、交通量の多い国道を走るほか無い。
日本ラインと呼ばれる景勝地なのであるが、反対車線のうえ、交通量が多いので、気を抜けない。

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坂祝(さかほぎ)町に入った頃、川沿いの堤防道路の上り口があるのに気づいた。
どの辺りからスタートしていたのか判らないが、安全な遊歩道兼サイクリングロードがある。
あとで調べてみると「日本ラインロマンチック街道」というらしい。

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残念ながら、この先は川原に木が生い茂っていて木曽川がほとんど見えない。風景的には、もう少し下流でないとこの名前に合わない感じがするのだが、地形的に無理なことは判るので仕方がない。

安全面でいうと、このサイクリングロードは美濃加茂市内までずっと続いており、快適な自転車走行が楽しめる。有り難いことだ。

今回のルートは、旧道の区間が殆ど残っていないのと、山間部で旧道に沿って忠実に走ると、大変に体力を消耗することは判っているので、忠実な中山道を巡るルートではない。

美濃加茂市内に入り、以前、ブログでも書いたことのある太田宿にある太田宿会館で休憩を取る。
とは言っても、時間が早いせいか、まだ売店は開いてないし、自販機も無い。日陰の椅子に座って僅かな水分補給。
まだ10時前だというのに暑い。

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中山道の旧街道を通り、再度木曽川の堤防に上がり、木曽川に掛かる太田橋を渡る。
たしか、この辺りにうなぎの関辻屋の支店があったはずだ。20年くらい前に行ったきりなので場所は思い出せない。
昔、この辺にたまの出張で来ると愉しみだったな。今は高くて手が出ないかも。

対岸の今渡は、日本ライン下りの基点だった。今年もまた運航の予定は無いようだ。
レジャー施設が増えたことや社内旅行などの団体客の減少、安全面の指摘などいろんな問題があり、採算が取れなくなっているのは仕方の無いことだろう。

この先は、ほぼ国道21号に沿って走ることになる。
太田宿と御嵩宿は前から知っていたが、その間に、伏見宿という宿場町があったことを初めて知った。
案内版に、本陣跡、とか書かれていたので立ち寄ろうと思っていたのだが、標識に気づかず、知らぬ間に通り過ぎてしまった。
どうやら建物や町並みが残っているわけではないようだ。

暑さをしのぐために昼近くなってきたので、食事のできる店を探すのだが、なかなか見つからない。御嵩の町に入ったが、それでも見つからない。

私はあまり胃腸が丈夫なほうでないので、こういう場所で、人の入っていない食堂に入って、お腹を壊したことが何度かあるので、警戒しているせいもある。

御嵩宿にある資料館に入る。
この地の豪商の屋敷跡を開放しているもので、地元のボランティアのおじさんが親切に説明をしてくれるが、喉が渇くし、暑いし、申し訳ないが、半分位しか頭に入らない。

最後に、これといった観光資源も無いのだが、といって、見所を2箇所教えてくれた。

「願興寺」 最澄ゆかりの寺。重要文化財の仏像が20数体あるらしい。
「愚渓寺」 京都の竜安寺石庭の作者ゆかりの寺。竜安寺の原型になった石庭があるらしい。

後者は行って見たい気もしたが、山の上にあるらしい。丁度昼時でお腹もすいたし、暑いし、余分な体力を使いそうなのでまたの機会にした。

町外れの道の駅でやっと昼食にありつく。
立て続けにコップ5杯の麦茶を流し込み、ようやく一息ついた。

ここから先、工業団地に迷い込んだりして、道を間違えること二度、時間と体力のロスをしてしまった。
なんのために、スマホのGPSを持っているのか判らない。

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数年前、日本一暑い街との称号を受けた岐阜県多治見市。
市の中心の流れる土岐川の川面を渡る風も生暖かい。
今日は輪行袋を持っていたので、ここから電車に乗ってもよかったのだが...

内津峠を越える体力は残っておらず、ほぼ平坦な愛岐道路沿いで帰ることにした。狭くて気が抜けない道だが、平坦で、山のほうから流れ落ちてくる川の水に乗って、時折吹いてくる冷気が気持ちいい。

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もう少しで名古屋、というのに、だんだんペダルが回らなくなってきた。そう言えば、昼食を取ってから、まともに休憩していないことに気づく。トイレにも1日行っていない。一種の脱水症状、熱中症寸前かもしれない。
庄内川の堤防で腰を下ろし、残りの水分を注入してクールダウン。日陰は無いが、風が出てきて気温が少し下がってきたようで、やっと落ち着いた。

流石に長距離と暑さは堪えたが、汗を思い切りかくのは幾つになっても気持ちがいいものだ。



本日の走行距離:116.8キロ
平均時速:21.3キロ

11

渡し舟に乗って藤の花を見に

愛知県と岐阜県の県境を流れる木曽川は、流域のライフラインになっている、いわば愛知県民の母なる川。
川幅がそこそこ広いので、つい最近まで、流域の人たちの足としての渡し舟が幾つかあった。大きな橋が掛けられるようになって徐々にその数が減っており、21世紀になってから、あれよあれよという間に、調べてみると、1つだけになっていた。

「中野の渡し」がそれである。
何度も堤防道路は走っているのだが、その存在に気づかなかった位、ひっそりと立っている小屋がある。
小屋の中のおじさんに声を掛けると、船を出してくれるシステムになっている。

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渡し舟までのアクセスが不便なのと、周辺に観光地がある訳でもないので、この船を使うのは、釣り人とサイクリストくらいじゃないだろうか。
この日は、私と偶然通りかかった同年代のサイクリスト一人の計2名。
汗ばんだ体に、川面を渡る風が気持ちよかった。

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ほんの2~3分の短い航海が終わり、対岸の岐阜県へ。
船は直ぐに愛知県側へ引き返していく。

岐阜県側で船に乗りたい場合は、この旗を上げて船を呼ぶということらしい。
ちなみに、大雨などで欠航の場合は、赤旗に替わる、と書いてあった。

この橋も、あと数年先に新しい橋(新濃尾大橋)が掛かると廃止される運命と聞く。

写真を写しているうちに、同行のサイクリストは、知らぬ間に居なくなっていた。若い頃のように、なかなか気軽にサイクリスト同士、話が弾むことは難しい。一言二言話したかったので、少しさみしかった。

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岐阜県側に渡り、羽島の旧市街(竹鼻町)にある、竹鼻別院のフジが有名だったことを思い出した。

羽島の街は以前来たときに比べると、ずいぶんと人が多い、が混雑するほどの人出ではない。

数年前に訪れた江南市の曼荼羅寺や津島の天王川公園に比べると規模は小さいが、1本の枝ぶりは大きくて見事なフジの木だ。見事に満開だった。

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この淡い儚い色合いは日本人好みなのだろう、と思っていたら、藤の下で写真を撮っているのは、日本人より中国人のほうが多いような気がする。中国人のツアー客はこんな、といっては失礼だが、比較的マイナーな場所にまでくるようになったのに、少し驚いた。

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本日の走行距離:66km
平均時速:21.9km


4

木曽川の中洲を走る

台風一過の好天、を通り越した酷暑が予想されたこの週末、名古屋地区の予想最高気温は35度、朝から強い日差しが照りつけて、多少の早出では全く効果がありません。
8時前に家を出たのですが、いつもよりペダルがだる重く感じます。

ちょうど1時間で木曽川に出て、木曽三川公園のタワーの根元で一服です。

今日はいつもの堤防道路は通らず、立田大橋から、川の中州を通っている道を走ることにします。
いわゆる「木曽川背割堤」です。

ここはサクラの名所なので、クルマでゲートの手前までは来たことはあるのですが、未舗装だったので、ロードでは無理とあきらめていました。最近、何人かの方がブログで走られている記事を目にして安心して入ることにした訳です。

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思ったよりも、堤の幅は広いので、両方の川(木曽川と長良川)が見える箇所はあまりありません。
ただ、入口にゲートがあり、車は完全に入り込めないので、快適なサイクリングコースになっています。
自転車は本当にOKなのかはよく判りません。^^;

クルマはゲートを開けない限りは入れないので、道沿いの林は静かな野鳥の楽園になっているようです。
ウグイスの鳴き声をこんな場所で聞くとは...

ずっと一直線で単調な道に、しばらくすると飽きてきます。
そのうえ、僅かな逆風なので、ちょっと疲れてきました。

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この日の朝も、福島県沖でまた地震がありましたが、この背割堤を走っている最中に、大地震が発生したら、まったく逃げ場の無い孤立状態になり、川面からの高さもそれほど無いので、津波に飲み込まれることになるかもしれません。

ただし、伊勢湾の最奥部であるこの場所まで津波が到達する時間はおそらく1時間~2時間と思われますので、いくら貧脚の私でも、抜け出すことは可能でしょう。

次は立田大橋より下流の長良川と揖斐川の間の堤を走ってみようと思います。こちらはクルマも通るので走りにくいかもしれません。

本日の走行距離:75.6キロ
平均時速:23.2キロ/h

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