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僕の前に道はある 僕の後ろに轍が出来る

元サイクリストが綴る自転車や散歩を中心としたブログです。
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郡上八幡・清流街道をゆく

良く晴れ渡ったシルバーウィークの一日、以前より考えていたコースへ車載でのポタリングへ出掛けることにした。
カミさんも同行なので、坂道があまりなく、交通量も少なく、適度な距離で、適当に食べる場所もある、というルートを探し、奥美濃の小京都、なんて呼ばれているのかどうかは知らないが、長良川沿いにある郡上八幡へ。

名古屋から自走するのはさすがに厳しいので、手前にクルマをデポしておいて、長良川沿いを往復することにした。ネット上の地図で、クルマが置けそうな場所を物色した結果、デポした場所は、美並町の「日本まん真ん中センター」。

国道156号線が長良川に沿って走っているが、自転車には優しくない幹線道路。幸いなことに156号線に沿って、長良川の対岸にずっと道路があることは下調べ済みなので、当然この道路を使うことになる。時折、通り過ぎるクルマの殆どは地元の軽トラなので、安心して走ることができ、長良川の流れもゆったりと間近で見ることが出来る。

コバルトブルーの水が美しい。ラフティングのツアー客だろうか、気持ち良さそうだ。橋の上から写真撮影のサービス付きらしい。

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長良川は日本三大清流の一つと言われ、アユ釣りのメッカとして有名な川。大勢の釣り人が竿を垂れている。亡くなった親父もアユ釣りが好きで、よくこの辺りには来ていたことと思う。

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長閑な里山の風景。

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お盆の期間は徹夜で踊り続けるという「郡上踊り」で有名な町だ。
シルバーウィークということで、結構な人出、有名なスポットである「宗祇水」は人並みが途切れることが無く、なかなか写真も撮れない。クルマの規制をしていないので、クルマが頻繁に行き交いしており、メインストリートは危ない。自転車を停める場所もなく一苦労する。

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川べりには、3階、4階建ての住居が建っている。天然のクーラーで真夏でも随分と涼しいことだろう。

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飛び込み(自殺ではない)で有名な橋。郡上八幡で育った子供たちは、この橋から飛び降りて一人前、とみなされるらしい。
この日も、目立ちたがりの若者が何人か橋の欄干から飛び込んでいた。岩がごつごつしていて一歩間違えれば危険だ。でも子供は多少危険だとわかっている遊びをしながら、自分たちで少しずつ本能的に危険を察知しながら学んでいくのだ。

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郡上八幡は、水のまち。あちこちに井戸水が湧き出し、用水が流れている。天然の水道兼防火用水システム。今でも現役で使われているのが凄い。

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今回の起点とした場所、日本真ん中センターの中には、床に日本地図、この町がその中心であることを示す、日時計と称する柱が立っている。

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冗談みたいな名前だが、日本の人口で重心を取った場合、つまり日本列島という板の上に人が乗っかってバランスを取った時に、その中心にくるのがこの町だった、ということを町おこしの材料にしたらしい。今ではその栄誉が隣町に移ってしまい、建物だけが残っている。竹下内閣のふるさと創生資金が作り出した過去の遺物。図書館ということになっているようだが、丘の上にあるので、車でないと来るのはキツいせいなのか、地元の子供たちにも利用されていない。
シルバーウィークというのに広い広い敷地に泊まっている車は2台のみ。せっかくの広い駐車場は利用しないと勿体無い。

ほとんど平坦で、クルマも少ないので、自転車で走るのには快適なコースだった。郡上八幡の町、シーズンオフの静かな時にいずれまた来たい。

本日の走行距離:40キロ

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岐阜界隈にて

今年もとうとう師走半ば。寒いのでどっちみちロードレーサーには乗ろうとも思えないが、随分と肩の痛みが引いてきた。少し早いが、春が待ち遠しい。

転倒した日にカメラに収めた画像から、数枚を。
名古屋から、岐阜街道を通って岐阜市内まで真っ直ぐ走った、10月下旬の土曜日の風景。

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この辺りの子供は川で泳ぎを覚えたもんだ、と岐阜生まれの元上司は言っていたが、今でもそうなんだろうか。
県庁所在地の市街地にこんなに綺麗な川が流れている町は他にはないじゃないか、と思う。

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ちょうど、漁師さんが鮎漁のお仕事中。鮎というと夏のイメージだが、この季節(10月末)でも獲れるらしい。
岐阜街道は、美濃から徳川家康への鮎鮨の献上ルートであったことから、鮎鮓街道(あゆすしかいどう)と呼ばれていた。鮨といっても、保存のきく、いわゆる熟(な)れ寿司、多分私の口には合わないような気がする。

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岐阜・川原町界隈は、古い町並みが残っている。
長良川河畔とこの通りを組み合わせてポタリングコースにしている人は多いんじゃないだろうか。

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ふと目に付いた見慣れない像。
「庚申」と書かれている。申と言う文字から干支でいう猿というのがこれで少し判った。
この文字、前からたまに神社仏閣で見かけるので、少し気になっていた。
映画の寅さんシリーズで毎回必ず出てくる帝釈天参道でもこの文字を見かける。

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しらべてみると、
庚申とは干支でいう、庚(かのえ)申(さる)の日を意味し、この夜に人間の体の中にいる三尸の虫が、寝ている間に体から脱け出して、天帝にその人間の行った悪行を告げ口に行く。天帝は寿命を司る神であるから、悪いことをした人に罰として寿命を縮める、だからこの夜は眠らないで、虫を抜け出せなくすると云うものらしい。
寅さんで出てくる帝釈天は、これの総本山みたいなところで、これを利用して随分と参拝客を集めたようだ。

元々仏教のものではなく、中国の道教の神様を起源としていて、密教・神道・修験道・呪術とかと組み合わさったものらしい。色んなものに神様が宿ると信じ、それを崇めつつ、色々な行事を通じて人と人とのつながりを深めてきた、いかにも日本的な信仰。

今思い出したが、その日、初めての休憩を取ったとき、後輪のクイックレバーが外れていたのに気づいた。
後輪を外した記憶は、前回、桑名まで走った時に、パンクして後タイヤのチューブがパンクした時以来無い。
知らずにそこまでの20数キロ、それどころか前回の分の片道40キロを走ってきたことに背筋が寒くなった。

ちなみに、この日は庚申ではなかったが、日ごろの行いが悪い者に寿命をつかさどる神が与えた天罰、いやそんなことも忘れていつもと同じように走っていた私に守護霊が与えた警告だと思うことにした。

安全運転と自転車に乗る前のチェック、自転車乗りの皆さんもお気をつけ下さい。

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秋空のポタリングで桑名まで

3連休は素晴らしい秋晴れに恵まれ、久々に自転車に乗ることが出来た。
少々暑かったが、すっかり秋の風で体に纏わり付くような湿気からようやく開放され、ペダルも軽くなった気分。
いつも走る、木曽川堤防までの道、木曽三川公園のタワー、随分と久しぶりのような気がする。

タワーの下で一服した後、揖斐川と長良川の背割堤を初めて走る。
背割堤(せわりてい)とは、こんな定義らしい。

2つの河川が合流したり、隣あって流れるために、流れの異なる2河川の合流をなめらかにしたり、一方の川の影響が他の河川におよばないように2つの川の間に設ける堤防。


堤防といってもそんなに川面からの高さは無いので、川の中州に道が通っているという感じだ。
このエリアは大きな川の河口近くで、大量の雨が降る毎に、流域が変わってしまうような、いわゆるデルタ地帯で、水害に悩まされてきた。徳川幕府は、薩摩藩の財力を減らすことを目的として、いわゆる「お手伝い普請」で治水工事をさせた、ということは学校で教わった記憶がある。
その上、幕府側の嫌がらせも受けながら、工事は相当に難航したらしい。
その偉業を讃えるために作られたのが、治水神社である。こうして自転車で走れることのできる感謝と交通安全を祈願して参拝。
「治水神社」の石碑の文字は、幕末期の薩摩藩士、海軍元帥の東郷平八郎の銘になっていた。

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以前走った、長良川と木曽川の背割堤は、車両通行禁止、サイクリングロードとして最適な道なのだが、ここは違う。れっきとした幹線道路で、車がビュンビュン通るうえ、歩道も一切無し、車以外は通ることを想定していない。

道はやがて伊勢大橋を通っている国道一号線と交差し、揖斐川を渡ると三重県桑名市に入る。
桑名は、東海道で唯一の海路である、「七里の渡し」の到着地点だ。

整備された公園になっているが、鳥居は昔からあったらしい。伊勢の国への入口ということか。

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桑名の街をぶらぶらとポタリング。
東海道の宿場町といっても、古い町並みがある訳でもない。
古い銀行の建物を利用した「石取会館」。石取祭りは、山車を曳きながら街中を鐘を打ち鳴らして回る、日本一やかましい祭り、と言われている。私の地元にも、規模は小さいが、これと似た山車祭りがある。ここから派生したものかもしれない。

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石取会館の前にあるマルマンのアイス饅頭を初めて食べる。桑名名物と言われているが元祖と言っているのは地元民だけかもしれない。
歯が大丈夫かいな、と思うほど硬いけど、手作り感あふれる素朴な味。

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七里の渡し公園に続く水路の先は、こんなレンガ造りのレトロな運河風に整備されていた。

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観光スポットである、桑名の豪商諸戸家の邸宅「六華苑」は前回入ったので今回はパス。
観光客向けの入口ではなく、運河沿いのところに、こんな建物を見つけた。
調べると、明治20年ごろの建築、国指定重要文化財の主屋ということらしいが、公開されていなかった。

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なまこ塀と立派な土蔵。その向こうにはレンガ造りの蔵が3棟並んでいる。

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くるくると徘徊していたら、距離は80km近くなっていた。
さすがに最後の20km位は、いつもの痛みが出てきた。若干、痛みは少ないような気がしないでもないが、それは疲れに比例してベタ座り度が高くなってくるのと同じかもしれない。
サドルを変えて、画期的な効果が出るなんて期待するのは甘いようだ。

本日の走行距離:79km
平均時速:21km

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岐阜・長良川をポタリング

土日は雨かと思っていたら、日曜日のお昼前には陽がさしてきたので、輪行袋を持ってブラリと出かけることにしました。
何時でも乗って帰れると思うと安心して走れます。

中途半端な時間なので、遠出は控えてとりあえず、北の方向に走ります。
岐阜街道を北上していると、ちんたら走っている原付のお兄ちゃんが直ぐ前を走って、排気ガス臭いので裏道に入ります。途中で道が判らなくなったのですが、持参したipodがこんな時、役立ちます。

木曽川町の辺りで、秋祭りの神輿に出会いました。大勢の大人が担いでいる立派な神輿ですが、乗っているのがどう見てもダースベーダーにしか見えなかったので写真すらも写しませんでした。

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笠松湊公園で初めての休息です。
たくさんの川鵜が岸辺で羽を休めています。何度来ても長閑ないい風景のところですが、ちょっと暑くなってきました。
河原の芝生ではバーベキューの家族連れで賑わっています。

12時過ぎ、お腹も空いてきたのですが、食事をするところが見当たらないので、岐阜市内までもう一走りすることにします。

岐阜街道沿いを道なりに走ると、加納の町に入ります。中仙道の宿場町だった加納には古い神社がありました。
ここでもちょうど秋祭りなのか太鼓の音が聞こえてきます。

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神社の本殿の前で、何人かの子供たちが組み太鼓を披露しています。
小学校から中学校位でしょうか。ちょっぴり恥かしげに、それでも気合をこめて。

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次にちょっと年上のお姉さんたちの演技に移りました。幾つもの太鼓をドラムのように操り、迫力のある音を出します。
若い頃は喧しいとしか思わなかった太鼓の音が、最近はなにか懐かしい、魂に響くような音に感じられるようになってきたような気がします。

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岐阜駅の構内にある食堂で遅い昼食をとった後、岐阜市内へ。薄暗い商店街のアーケードやら、長良川沿いの街並み保存地区などをぶらぶらと散策しながら、長良川河畔に出ます。

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こんな大きな街を流れる川でこれだけの清流を保っているのは、この長良川くらいではないでしょうか。
昭和40年から50年代に栄えたと思われる街並みはひっそりと静まり返っていますが、いい感じです。自然と歴史に包まれた岐阜のまち、たまに訪れてみたくなります。

帰りはJR岐阜駅から輪行。手馴れてきたせいか15分位で分解、組立てができるようになりました。

本日の走行距離:約48km


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木曽三川・サイクルトレインを使って

前日の雨とはうって変わって朝からピーカンの好天である。AM900前に自宅を出て、木曽三川公園に向かう。

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4月に出掛けた138タワーのある場所も同じ公園に含まれるが、今日は岐阜県海津町にあるほうである。朝から気温がぐんぐん上がる兆し。日焼け止めを塗るのはあまり好きでないが、顔だけ気持ち程度に。凝りもせず半そで短パンの夏スタイルでAM9:30スタート。
長良川東岸は車が殆ど入ってこず快適な道のりだ。途中、船頭平閘門という、長良川と木曽川を繋ぐ水路を通り過ぎる。重要文化財だそうだが、まだ現役である。

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さらに下流に進むと、異様な構築物が。言わずとしれた有名な「長良川河口堰」、直感的に「こんなもの要らない」と感じさせる建物だ。
川の流れは堰き止められ生態系に影響を与えないはずが無い。「アクアプラザながら」では、河口堰の必要性を巨額の税金を使った施設で必死になって訴えている
しかし、比較的近くに住んでいてここに来るのは初めてだ。まして自転車で渡れることもこのコースを調べるまで知らなかった。

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それにしてもお役人の力は凄いものだ。魚にここを通れ、と命じて水路まで作ってしまった。どれだけの魚が通るのか知らないが、鷺(さぎ)やら鵜といった野鳥が獲物を狙いやすい漁場になっているようだ。このほかにも、船を通す水門があり、水上バイクに乗ったバカどもを通している。こんなものに税金を使うんじゃない!

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河口堰は長良川と揖斐川の間にある中州まで続いている。中州から国道1号線の下を潜ってUターンし、伊勢大橋の途中にある信号から橋を渡ると、三重県である。これで、岐阜・愛知・三重の三県を走ったことになる。なんとも長い距離を走ったような気分にさせてくれる。

桑名市内に入り、揖斐川沿いにある「六華苑」へ。ここも初めてなのだが、明治村にあるような和洋折衷の近代建築の立派な建物と庭園がある。諸戸清六というこの辺の山林地主が建てたそうだ。ちょうど昼時になったので、人が少なくなったことを見計らって庭園の片隅にある木陰のベンチに座って弁当を食べた。

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「六華苑」の横には、先月に出掛けた東海道宮宿(名古屋市熱田区)の向こう岸である桑名宿の渡し跡がある。この辺りは、芝生のある公園、その向こうには桑名城址の公園があたりしてちょっとした観光地になっている。

桑名城址を後にし、駅の方向に向かう。日曜日だというのに、駅前と商店街(というほどでもないが)はゴーストタウンのように人が居ない。多分にもれず、この街でも、買い物客や若者たちは、電車で名古屋に出るか、郊外の駐車場のあるショッピングモールに出掛けてしまうからだ。

天気が良すぎて、無防備な肌に紫外線がじりじりと刺すように染みてくる。幸い、日陰に入ると爽やかな風が通るので決して暑い訳ではなく、体力を消耗しているわけでもなかったが、ここで、前から一度乗ってみたかったこともあり、帰り道の僅かな距離をズルすることに。

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養老鉄道(近鉄養老線だと思っていた)播磨駅から、サイクルトレインなるものに初挑戦。置き場があるわけでなく、空いている場所にドンと置くスタイル。異様な光景であるが、この乗車率あってこそ出来るシステムである。かつて輪行袋をぶら下げて、肩身の狭い思いで人の迷惑にならないような場所に置いて旅をしていた時のことを思い出した。こんなシステムが増えれば自転車人口がさらに増えるかもしれないな。

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あっという間に多度駅へ。ここから、上げ馬神事で有名な多度大社へ。このコース唯一の僅かな上り坂である。
これが、神事で使われる坂だ。馬といえどもこの上りは苦しかろう。暴れたくもなるわと納得。

多度からは、木曽三川公園はすぐ前。1545着。トレーニングではないとはいえ、ゆっくり過ぎかも。

桑名で買った土産を名物「安永餅」を自宅で食べる。初めて知ったのだが、「安永餅」は「赤福」のような登録商標ではなく、「永餅屋」と「柏屋」の2軒が同じ名で販売している。前者はラジオのCMも流しており、名古屋市内でも買うことができる。今回は、たまたま、駅に近いほうの後者で買ったのだが、個人的な感想を言えば、こちらのほうが旨い。
今まで食べたものより香ばしくしっかり焼いてある感じ。そのうえ、出来立てらしく柔らかだった。値段は1本84円(袋入り)、10本の箱入りを買ったので、続けて3本も食べてしまった。今日の運動が帳消しだ。


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