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僕の前に道はある 僕の後ろに轍が出来る

元サイクリストが綴る自転車や散歩を中心としたブログです。
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渡し舟に乗って藤の花を見に

愛知県と岐阜県の県境を流れる木曽川は、流域のライフラインになっている、いわば愛知県民の母なる川。
川幅がそこそこ広いので、つい最近まで、流域の人たちの足としての渡し舟が幾つかあった。大きな橋が掛けられるようになって徐々にその数が減っており、21世紀になってから、あれよあれよという間に、調べてみると、1つだけになっていた。

「中野の渡し」がそれである。
何度も堤防道路は走っているのだが、その存在に気づかなかった位、ひっそりと立っている小屋がある。
小屋の中のおじさんに声を掛けると、船を出してくれるシステムになっている。

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渡し舟までのアクセスが不便なのと、周辺に観光地がある訳でもないので、この船を使うのは、釣り人とサイクリストくらいじゃないだろうか。
この日は、私と偶然通りかかった同年代のサイクリスト一人の計2名。
汗ばんだ体に、川面を渡る風が気持ちよかった。

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ほんの2~3分の短い航海が終わり、対岸の岐阜県へ。
船は直ぐに愛知県側へ引き返していく。

岐阜県側で船に乗りたい場合は、この旗を上げて船を呼ぶということらしい。
ちなみに、大雨などで欠航の場合は、赤旗に替わる、と書いてあった。

この橋も、あと数年先に新しい橋(新濃尾大橋)が掛かると廃止される運命と聞く。

写真を写しているうちに、同行のサイクリストは、知らぬ間に居なくなっていた。若い頃のように、なかなか気軽にサイクリスト同士、話が弾むことは難しい。一言二言話したかったので、少しさみしかった。

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岐阜県側に渡り、羽島の旧市街(竹鼻町)にある、竹鼻別院のフジが有名だったことを思い出した。

羽島の街は以前来たときに比べると、ずいぶんと人が多い、が混雑するほどの人出ではない。

数年前に訪れた江南市の曼荼羅寺や津島の天王川公園に比べると規模は小さいが、1本の枝ぶりは大きくて見事なフジの木だ。見事に満開だった。

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この淡い儚い色合いは日本人好みなのだろう、と思っていたら、藤の下で写真を撮っているのは、日本人より中国人のほうが多いような気がする。中国人のツアー客はこんな、といっては失礼だが、比較的マイナーな場所にまでくるようになったのに、少し驚いた。

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本日の走行距離:66km
平均時速:21.9km


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愛岐道路を通ってラーメンを食べに?

爽やかな秋晴れになった土曜日。

特に行き先は決めてませんでしたが、もう紅葉してないかなあ、と東の方向に走り始めます。
とりあえず、尾張旭市にある森林公園へ。街路樹も色付き始め、すっかり秋色の風景に変わっています。
何か催しをやっているようでしたが、敷地が広いうえ、入り口に自転車を置いて歩かなければならないので、入り口近くのコンビニで小休止にとどめます。

この先は行ったことがないので、直進します。緩やかな坂道ぞいに木々が色づいており、なかなかいい道だと思って進むと直ぐに下り、東谷山フルーツパークという名古屋市営の公園があります。

葉っぱがカエデみたいな形のプラタナス?の木が1本だけ紅葉を先取りしています。

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この辺りは、名古屋市の東北の端に当たる部分で、東谷山という山は確か名古屋市最高峰の山だったはずです。
最高峰と言っても、標高198メートル、名古屋は平らな街なんですね。

このまま帰ろうかと思ったのですが、まだ時間も早いので、定光寺まで行くことにしました。愛岐道路を通り、庄内川を上流へ進みます。交通量が多くて道路が痛んでおり、自転車ではあまり走りたくない道です。

対岸に渡るとずっと走りやすくなりました。定光寺の旧千歳楼前の橋には、紅葉目当ての中高年ハイカーがうろうろしています。これだけ名古屋に近くて、そこそこの景勝地であるにも関わらず、未だに、旧千歳楼、それから周りの建物も廃墟のまま放置されています。今の建築基準法では新たに建物を立てられないような土地なのかもしれません。

色づき始めてはいますが、紅葉と呼ぶには今ひとつです。

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調子も良かったので、さらに上流へ行くことにしました。愛岐道路に戻り、多治見まで走ることにします。
ずいぶん涼しくなってきたことだし、なぜだか、前に食べたことのあるラーメンが食べたくなってきたからです。

たまにダンプが通るので怖いですが、川沿いで景色もよく、もう少し道幅が広ければ快適な道なのに残念です。

多治見市内の土岐川の堤防道路です。こんなにいい秋空なのに、人影が全くありません。
川原で昼寝でもすると気持ち良さそうです。

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多治見市内で、中華そばの「大石家」へ向かいます。
細い路地に入ったところにあり、回りに目印も無い場所なので、場所が思い出せず、人に聞きながら、うろうろと探しているうちに午後のピーク時になってしまいました。
約30分待ち、巨大なチャーシューと久々の再会です。
写真を撮りませんでしたが、こんなオーソドックスなラーメンです。
炭水化物過剰ですが、チャーシューが多すぎるので、ライスが欲しくなります。

帰りは愛岐道路は走りたくなかったので、内津峠越えで帰ることにします。

不思議と今日はあまりお尻が痛くありませんが、70キロを越えた辺りから、膝に痛みが出始めてきました。
今日は坂道が少しあったので、この辺が今の脚力の限界でしょうか。

本日の走行距離:80.1km
平均時速:21.0km/h


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下街道をゆく(2)

前日の続きです。

釜戸から武並の間は、クルマもほとんど通らず、のんびりとした、ポタリングするのに快適な川沿いの道が続きます。
季節柄、干し柿を軒下につるしてあるお宅を多く見かけます。

JRの踏切を渡った時、「第1下街道踏切」と書いてあったので、この道が元々目指していた「下街道」なんでしょう。
旧街道らしき道標っぽいものも立ってます。

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土岐川も川幅がかなり狭くなってきました。

この辺りの農家は、川を挟んで家と田んぼがあるからなのでしょうか、個人で作ったのかなと思えるような橋が幾つも掛けられています。

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この橋は、立派なつり橋になっていました。
家の裏庭みたいなところから橋に続いてます。この橋も私有物っぽいので不法侵入かもしれません。
それよりも、歩くと激しいぎしぎし音がするので渡るのは止めときました。

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ひときわ大きな屋敷を構える、いとう鶴酒造。ひっそりとしていて人の気配がありません。

先ほどからトイレに行きたいのですが、この街道沿い、コンビニはおろか、商店の類も全くありません。JRの釜戸駅で済ませなかったことが悔やまれます。次の武並駅まで、民家以外のトイレは無いと思っておいたほうがよいと思います。走る方、歩く方はご注意を。(最悪の場合、頼めば貸して下さるお宅もあると思いますが...)

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下街道はやがて国道19号線に自然に合流していく形になります。
ちょっとした峠を越え、「恵那市内へ」の標識に沿って道なりに走っていくと、こんな旧街道の街並み保存地区っぽい雰囲気の場所に出ました。

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街道沿いの商店街を通過します。古い建物はあまり無いですが、昭和の匂いがする店が並びます。
ここは一番古そうな店構えの酒屋さんです。

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戸長役場跡とある。要するに昔の役所ってこと。ここは内部公開されてませんでした。

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宿場の外れにあった高札場。
掲示板みたいなものなんで、最新のニュースが載るものだとばかり思ってましたが、説明によれば、8代吉宗のころからはずっと同じだったそうな。

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恵那の駅前にある「あまから」の五平餅。胡桃ダレの団子タイプで美味しくいただけます。
店内で食べるとお茶を出してくれます。1本90円。

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JRの快速に乗って名古屋に戻ります。
BOX型車両だったので、輪行袋の置き場に困りません。
往路はそうだったのですが、通勤型車両は置き場に困ります。通路が広い分、それを塞いでしまう部分が大きくなるので、通行を妨げるだけでなく、カバンなどが輪行袋に当たるのも気になります。

まだ5時過ぎだというのに真っ暗です。暖かくでも季節はもう11月なんですね。

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下街道をゆく(1)

週末が好天なのは何週間ぶりでしょうか。

前日の夜にコースを決めました。今回は街道シリーズで「下街道」を走ることにしました。
「下街道」は、中山道経由で名古屋に向かうショートカットの街道です。恵那から中山道と分岐していますが、この道は現在の主要道、国道19号線やJR中央線にほぼ並行して走っており、これらのルートの元になった道だといわれているようです。

名古屋から多治見までの道はほぼ走っているので、多治見から先へ走ることにしました。

JR多治見駅から続いている商店街です。いきなり旧街道っぽくっていい感じです。



私の地元に多い屋根神様も鎮座していました。
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前にも来た事のあるオリベストリートを通過すると、もう多治見の市街を抜けてしまい、単調な道に変わります。

土岐市内に入り、ところどころ旧街道が残っているようですが、入り口が判らず通過してしまいました。
高山宿というこの辺りで最も栄えた場所もわざわざ戻ってみてみましたが、特に街並みが残っている訳ではありませんでした。
下街道が正式な街道ではなかったので、本陣など宿場の持つ施設も無かったからのようです。

土岐市内を抜けたところで、久しぶりに川と出会いました。
土岐川、つまり名古屋市民の母なる川?、庄内川の上流です。

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瑞浪市内に入り、お昼になったので、食べる所を探しますが、目ぼしいところが見つかりません。コンビニも殆ど無くなって来ました。本街道になった国道19号沿いにはたくさんあるに違いないですが、今も「下街道」は裏街道扱いのようです。
結局、JRの駅前まで寄り道をして、パンとコーヒーの昼食を取って元の道へ戻ります。

屏風山です。中央道を走っていると見えてくる、岩肌の露出した山です。

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単調な道に飽きてきて、土岐川沿いをのんびり走ることにしました。
土岐川は、川幅がだんだんと狭くなってきました。ちょっとした渓流にも見えます。

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JR釜戸駅前。いかにもといったローカル色が色濃い看板。

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長閑で平坦ないい感じの道になったので、このまま土岐川に沿って走ることにしました。
下街道をゆく、というより、土岐川をゆく、というルートのほうが良かったかもしれません。

長くなってきたので、続きはまたにします。


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日本で一番暑い街多治見へ

梅雨入り直前ながら好天に恵まれた土曜日、岐阜県まで足を伸ばすことにした。東名春日井ICの近くにある落合公園にクルマを置き、愛知・岐阜県境を往復するコースである。AM9:20出発。

往路は、以前にも走った庄内川の上流である土岐川に沿って走る愛岐道路を走る。この道は道幅が狭いうえ、ダンプが通るため、自転車では走るのは難路と言われる。

1006121.jpg 土曜日のためか交通量が少なく、コースの殆どが日陰になっているうえ、川沿いで涼しい風を受け、そこそこ快適なコースだ。道は若干だが上り気味のような気がするが、坂を上がっているほどの感覚ではない。

ちょうと1時間位で多治見の街へ。多治見は、何年か前に40度越えの日本最高気温を出したうえ、年間最高気温の常連になっている日本で一番暑い街と言われる。 それよりも、もともと多治見は瀬戸と並ぶ焼き物の街としてのほうが有名なのだが。
1006122.jpg いつも国道19号で通過するだけで、仕事では何度か来たことがあるが、何かを見に立ち寄った記憶はなく、この辺り(岐阜県東濃地方)では最も大きな町という印象しかない。
街の中心を土岐川が流れ、両側に陶器を扱っている古い街が広がり、背後には山が迫っているところは、なんだか瀬戸の街と似ている。
1006123.jpg 最近、観光化に力を入れていて、「オリベストリート」というのができているらしいので、予めネットで調べた場所へ。陶磁器問屋の蔵が多く建っていた地域であり、現在、その蔵を利用して様々なギャラリーや店が軒を連ねる場所だ。
1006124.jpg 焼き物という高尚な趣味は持ち合わせていないので、古い町並みの雰囲気を楽しみながらぶらぶらと街を周回する。早い時間のせいか、祭りの時以外はこんなものなのか判らないが、ほとんど歩いている人は居ないが、時おり、お上品そうな老夫婦とかが、立派な店構えのギャラリーを覗いている姿が見られる。
1006125.jpg 元々問屋街なのでご立派なお宅が多く、改築して昔風に立て直しているものの、昔ながらの建物はほとんど無く、ちょっと期待はずれだ。 たまに、このような祠がある。たぶん私の近所でよく見かける「屋根神」さま(防火の神様)だろうと思う。家が取り壊された後に、屋根に設けられていたものがこのように設置される。
1006126.jpg 次に、少し離れた場所になる修道院へ。昭和初期に建てられたというこの建物は、行ったことはないがヨーロッパの田舎ってこんな感じかなと思われるようないい感じの建物。ここではワインやクッキーが作られていてこの街の名物になっているらしい。
人の気配が全くなく、何処まで入ってよいのか判らず、キリスト教徒でもないためミサに参加する気もないので、写真撮影だけにする。

協会の横には、多治見のもう一つの観光スポットである永保寺へ続く道がある。ちょっとした上りを過ぎると、木々に包まれた涼しい小道に。お寺の裏門にあたる場所のようだ。実はこの寺、以前に一度紅葉の時期に来たことがあるのを思い出した。立派なイチョウの木があり、その他にも紅葉が美しい禅寺だ。

11時位になってきたので、少し早いが昼食をとることに。以前TVでも紹介されたことがあったが、中華そばで有名な「大石屋」へ。ちょっと判りにくい場所なので、地図でメモってきたのだが、目印さえ間違えなければ意外に簡単に辿り着ける。11時だが駐車場は半分以上埋まっている。

1006127.jpg メニューは至ってシンプル。中華そばとチャーシュー麺、メンマ入り麺、と各々の大盛り、ライスしかない。 初めての店はごく普通のものを注文することが定石なので、迷わず中華そば、前の人が並を頼んだので大盛りでなく並にした。

待つこと数分、出てきたのは、並々と注がれたどす黒いスープに巨大なチャーシュー、その下に麺。頼んだのはチャーシュー麺じゃないんだけど、って感じのボリューム。しかもその厚さが1センチ近い。

スープはしょうゆ味でくせが無く、高山ラーメン風。比較的客層も中高年の人が多いのも頷ける。昔ながらの中華そばに近く、魚臭くも無い。麺は黄色っぽい縮れ麺で適度な腰がある。しかし、このラーメンは麺よりもチャーシューのほうが主役みたいなほどとにかく量が多い。柔らかく煮込まれており、麺を先に食べ切ってしまい、チャーシューが2切れほど残ってしまった。欲を言えばこのチャーシュー、味はあまり付いていない。味が濃いとこれだけの量は食べられないだろうが、あまりにも多いのもちょっと。
ライスを頼まずに並にしておいて良かった。

さて腹が満たされたところで、帰路につくことにする。
日差しが強くなってきた。ここからはしばらく国道19号を走るしかない。道幅は広いが交通量は多い。スピードもかなり乗っているので決して安全とはいえない。

市内を抜けるとすぐに上りが始まる。県境の内津峠トンネルを越える道だ。ここのところ、毎週少しながら走っているので、決して下りて引くほどの坂ではない。
一つ目の歩道橋で反対車線の歩道に入る。2つ目の歩道橋の手前で右手に折れる道がある。これが峠越えの旧道だ。旧道といえども立派な舗装路である。トンネルの上を越えることになるので、勾配が少しきつくなる。 見ると、下を走っている19号をスポーツ車でない普通っぽい自転車に乗ったオジさんが走っている。なんか危なっかしい。

1006128.jpg 峠の切り通しは、県境の標識位あっても良さそうだが、標識も何も無い。こんな場所を通るのはサイクリスト位かもしれない。

さてここからは待望の下りである。最初は小径車のダウンヒルが怖くてスピードが出せなかったのだが、最近は平気で50キロ超を出してしまっている。調子に乗って事故を起こさないようにしなければ。
国道19号の旧道はクルマも比較的少ない。ぐんぐんとスピードが乗り、クルマとあまり変わらないようなペースで春日井の市街へ。途中で春日井ICへの標識に従うと、国道19号のバイパスに出てしまった。

アップダウンを多少繰り返しながら、午後1時過ぎに元の場所に辿り着いた。

本日の走行距離:50.3km


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