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僕の前に道はある 僕の後ろに轍が出来る

元サイクリストが綴る自転車や散歩を中心としたブログです。
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戸越峠へ行ってみました

清々しい5月の週末となれば、走らずには居られなくなってしまう。

いつも走る瀬戸の奥に行ってみることにした。

なだらかな上りが瀬戸市街から数キロ、登っているうちに何人もの若者が追い越していく。
もうすっかり慣れてしまった。マイペース、マイペース。

と名の付くものに上ったのは数十年ぶりかも。なんとか下りずに頂上まで。

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市の境を示す標識があるのみ。眺望も効かないし、休み場所もない。
あと500mも続いていたら、間違いなく下りていたか。

年のせいか、細いタイヤでの転倒の恐怖が醒めていないせいか、思い切ってスピードを乗せられない。
それでも、楽しいダウンヒルはあっと言う間に終わる。
この快感のために越えはある。

走り屋の若者たちはこの先の雨坂、あるいは三河湖方面までいくのだろう。
私はあっさりと豊田方面への往路を選ぶ。

猿投神社というこの辺ではちょっとした大きな神社に立ち寄る。
この神社は、以前、クルマで巨木を探して回っていた頃に来たことがある。

静かな境内に並んでいる杉の巨木、神々しくて心が洗われるような気がする。

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帰り道は、豊田市を抜けたところで、道に迷ってしまった。
あまりこの方面はクルマでも来ないので、土地勘が無いのだ。
買ったばかりのスマホのGPSが役に立った。
最短距離で帰ろうとしたつもりが、アップダウンの丘陵地で体力を消耗してしまった。

わざわざ越えのために信州まで輪行で足を運んだ学生時代が今からすると考えられない。
それでも、あれはランドナーの軽いギヤだから出来たことで、ロードで越えはなおさら厳しいようだ。

本日の走行距離:84.9Km
平均時速:21.3km


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東海道を東へ(2)

前回の続きです。

岡崎市内に入ると、東海道は「27曲がり」と呼ばれるくねくね曲がったルートになります。八丁味噌蔵のある通り以外は主に道標のみで、特別に町並み保存地域があるわけでもないようですので、角の度に止まって地図を確認するのが面倒になって、直ぐにパスしてしまいましたが、この場所だけは見ておきたかったので、立ち寄りました。

岡崎信用金庫の資料館として使用されていますが、旧岡崎銀行(のちに東海銀行と合併)本店として大正6年に立てられたルネサンス様式、レンガ造りの近代建築です。東京駅を設定した辰野金吾氏の弟子である鈴木禎次氏の設計。時代を象徴する、坂の上の雲みたいな建物ですね。

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岡崎市内を抜け、藤川宿に入る所の松並木も見事に保存されています。
炎天下の中、木陰がうれしいつかの間の区間です。

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山中、本宿と名鉄名古屋本線にそってR1と旧道を交互してしばらく走ります。きつい坂ではありませんが、上り坂がしばらく続くこの辺りが愛知県内の東海道で一番標高の高い場所のようです。
関屋という交差点を右に折れると、今回のルートで唯一古い町並みが残っていると言われる旧道のエリアに入ります。
地図で目印にしていたビデオショップは跡形もなく無くなっていましたので、地名板が無ければ見失うところでした。

この後は下り坂が続くはずです。赤坂宿はポツポツと古い町並みが残っているな、と思ってスピードを緩めていたら、突然こんな建物が目に留まりました。

有名な大橋屋という旅籠です。案内版もそっけないものが置かれているだけなので、見落とす所でした。
店先の部分だけ開放されているようなので、入らせて頂きました。

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後で調べたら、この宿屋はまだ現役で使用されているようです。
また、芭蕉が宿泊し、句を読んだともいわれている創業江戸中期とされる宿、ということで驚きです。

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この宿は庶民が泊まるようないわゆる商人宿だそうです。
映画で寅さんが泊まっていた宿もこんなスタイルが多かったような気がします。
上がり框のところに置いてある火鉢が渋いですね。

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街道沿いには、ランドマークになる巨木も幾つか見られました。遠い昔から、こんな暑い日に旅人が涼を取る場所だったことでしょう。私も木陰でちょっと一服です。

左は藤川宿と元宿と間の山中(地名です)にある山中八幡宮のクス。幹周り6.6m。
中は赤坂宿にある関川神社のクス。幹周り7.3m。

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有名な御油の松並木。国の天然記念物に指定されている通り、距離が長く本数は多いのですが、密集度が低いため、木陰があまり無いので、徒歩や自転車の人にとっては有り難味が今一つです。

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けっこう古い建物とかがあったりしたのですが、暑くて下りて面倒になってくる始末です。
たぶん30度を越えているんではないでしょうか。
御油宿を過ぎた後は、特に見るべきものもないと思い、ひたすら交通量の少ない道を選んで豊橋までひた走ります。

豊橋はどこをゴールにしようかなと思ったのですが、東海道吉田宿の東入り口にあったと言われる東惣門の復元ミニチュアがあったので、これで本日のランの終わりとしました。かつてはこの門は夜間閉鎖されており、番所があったそうです。

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豊橋駅からJRで輪行。輪行袋を目の届く場所に置ける、かつ確実に座れるという条件を満たすために、普通電車を使い、ゆっくりと2時間半かけて名古屋まで帰ります。
2週続けてのせいか、暑さのせいか、先週より距離は少ないのにずっと疲れました。

本日の走行距離:80km



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東海道を東へ

夏にはちょっと早いんじゃないのという陽気が2週続きましたが、梅雨入り前の好天となると、自分の体力を忘れて走りたくなってしまいがちです。

5月の最終週の週末、今度は東方面に走ることにしました。

東海道の旧道をできるだけ走りながら、東へ行ける所まで行くという方針で7時半ごろ出発。
熱田神宮の前にある、美濃路と東海道の追分を基点として、東海道の旧道へ。
堀田の辺りで、ほんの数百mだけR1に合流した後、この先、有松宿までの名古屋市内は旧道が続いており、まだ8時なので、静かでほとんどクルマも通らず快適です。
有松の町並みも静かで人も見かけません。

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走りやすい旧道もブチブチと国道1号線(R1)に分断され、止む無く走ることになります。R1は文字通り日本の幹線道路、沿線にある幾つかの工場に向かう大型トラックが横をビュンビュンすり抜けていきます。自転車が安全に走れる道ではありません。

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知立から旧道に入ると、松並木があります。ここから安城まで、しばらくの間、R1と併走して走る旧道には、松並木が復元されている場所がけっこう有り、街道らしい風情を醸し出しています。
古い町並みや建物は見当たりませんでしたが、お寺や商店などはまだ残っていて、表の幹線道路に対して、地域に根ざした生活道路として今も大事な役割を果たしている道に違いありません。

道沿いにあった永安寺の「雲竜の松」。
地上から1.5mのところで幹が三つに分かれ、それぞれがほぼ真横に伸び、名の通り、雲の中をうねっている竜のような巨木。それにしても、なぜ上に伸びず、横にこれだけ伸びたのか、不思議な樹形です。人間が手を加えて作ったような、枝張り東西17m、南北24mの巨大な盆栽です。

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R1を走ったり、左へ右へ旧道を出たり入ったり走りながら、まもなく矢作川を渡ります。日差しがだんだん強くなってきて体から水分を奪っていきます。

岡崎に入る矢作橋のたもとに立つのは、藤吉郎と小六の出会いの像。

ともに尾張の人間なのでちょっと意外な感じがしましたが、この時点では小六の足元に秀吉が傅いています。裏社会のボス的な存在で、謎の多い蜂須賀小六という人物がなぜ、秀吉に協力する立場になっていったのかよく判りませんが、その謎がこうした伝説を生んだのでしょう。
そうそう義経と弁慶が京の三条大橋で出会った話と似てる部分がありますね。

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三河の中核都市であり、家康の町、岡崎まで来たところで、続きは次回にします。

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足助の町並み

香嵐渓の続きです。
足助に古い町並みが残っている、ってことは知ってはいたのですが、見るのは初めてです。

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マリリン小路は、マンリン書店の隣にある路地です。マンリンって何だろう?って思って調べたら、かつての屋号をもじったものらしいです。レトロな響きのある洒落たネーミングですね。

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ひときわ目立つ旅籠の佇まいを残す旅館。
まだ営業しておられます。
窓から、助さんや八兵衛が見下ろしていそうです。

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かと思えば、こんなレトロモダンな建物があったりします。
何のお店だったのでしょうか。

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こんな(といっては失礼です)山の中に立派な商家があるのには意外でした。
飯田街道の宿場町、物資の中継地点として栄えたわけですね。

先日訪れた八百津もそうでしたが、五街道以外にもこうした豊かな町並みがかつては何処にでもあったのでしょうね。経済の効率化、集中化で、一部の観光地を除いてこうした町並みはますます寂れていく可能性がありますね。
複雑な想いです。



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紅葉見物は自転車が一番かも

今週末が紅葉の見ごろのようなので、東海地方で最も有名な紅葉スポット、香嵐渓へ行ってきました。

自走すると、150キロ位になりそうなので、そんな無茶はしません、というより出来ませんので、愛知池の近くにある日進総合運動場の駐車場に駐車し、そこからスタートします。
市営グラウンドだと思っていたら、中部電力の施設のようでした。部外者にも開放されているようです。

豊田市に入るのにいきなり道を間違えてしまい、少し遠回りをしてしまいました。
20年位前、クライアントがあり、毎日のように通っていた駅前の余りの変わりように驚きです。

市街から程無いところにある勘八峡に立ち寄ります。
景観のいい場所なのですが、展望の利く場所がないのが残念です。(知らないだけだと思いますが)
平戸橋の橋の上が絶好のビューポイントですが、立ち止まって写真を写せるような場所ではありません。

ちょっとした公園があり、その辺りの道はすっかり真っ赤な葉を付けていました。
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地図で見ると、矢作川を渡るつり橋のようなものがあるのでそれを使って対岸に渡るつもりでした。
見ると、確かに吊り橋のようなものが見えますが、その先の道がありません。
公園の中にある陶芸教室にいたおじさんに尋ねると、どうやら通行止めのようです。

平戸橋に戻り、153号線を香嵐渓に向かってひた走ります。
ほどなく、この時期の風物詩ともいえる大渋滞が始まりました。
ちょっと危ないですが、渋滞で止まっているクルマの横をすり抜けながら走ります。

何台かに1台は、左側一杯に幅寄せしているクルマがいて、その度に歩道に入ったり、反対車線から追い越します。
歩道も狭いうえ、歩いている人がけっこう居て危ないです。
別に止まっているんだから、危険なわけでも無いのに、単なる嫌がらせなのか、癖なのかは判りかねます。

香嵐渓は、予想通り、今日が最後の見ごろの週末と予想されるせいか、相当な人出です。
紅葉の時期に来たのは、何十年も昔のことで忘れてしまいました。

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こういうところは一人で長居するところではありませんので、シンボルとも言える待月橋(たいげつきょう)まで歩いて、写真を写して戻ります。まさにピークと言える色づき加減です。

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クルマも多いですが、ブームもピークを過ぎたとは思われるものの、サイクリストもかなりの数です。
駐輪場が狭いので、脱出するのに一苦労です。

待月橋も綺麗には違いないですが、R153の旧道沿いに掛かっている橋からの眺めのほうがいい感じです。

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帰りは、R153をピストンするのもつまらないので、ちょっと山道に入って帰ることにします。
途中、道を間違えてしまい、反対方向に進みかけましたが、R153から、県道344~358でちょっとした山越えをして矢作川沿いの県道355に出るコースです。

地元の人の穴場のトレーニングコースとして使われているのをブログで見て行くことにしました。

このルート、写真を撮るような絶景のビューポイントがある訳ではないですが、R153の喧騒が嘘のように静かで、交通量がごく少なく、長閑な山村の里山の風景を眺めながら走られるお勧めコースです。

道に迷ってしまったため、戻ってみると距離は90km。
やはり80kmを越えた辺りから、ペダリングが重くなってきます。



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