僕の前に道はある 僕の後ろに轍が出来る

元サイクリストが綴る自転車や散歩を中心としたブログです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

伊吹山周辺ポタ

前から走ってみようと思っていた伊吹山の麓に、セメント工場貨物線の廃線跡がサイクリングコースになっていることを知り、梅雨に入ったばかりとは思えない爽やかな好天の週末に出掛けた。

JR近江長岡駅の北西にある景勝地、三島池にあるレジャー施設の駐車場に車を止め、10:20スタート。
伊吹山から一旦離れ、緩やかな下りでJR近江長岡駅へ。ガードを潜り、セメント工場の前を曲がって道なりに進む。



地図で見ると、山沿いに道が通じていてR21に合流することになっている。予想通り、車が全く通らない快適な道である。いちおう舗装はされているが、倒木やら折れた枝葉やらが堆積していて若干荒れた道だが、木々で覆われて涼しく林道のような趣きのいい道だ。

そんな道もやがてR21に合流してしまい、しばらくの間、R21を走る。この辺りは名神高速と並行している部分で、数件のラブホテルが並んでいる。その横の道から中山道に入ることができる。



そのまま東に向かって走ると、程なく柏原宿へ。今まで幾度か訪れているが、近江独特の紅柄格子の民家が自然に残っている静かな町並みが美しい。以前に比べて新築された家が多く感じたり、屋号のような立て札が何処の家にも付いていたり、観光に来る人が増えたのだろう。

この宿場で最も有名なのは、この看板とこの家の玄関先に座っている人形に間違いない。



あまりにも有名になりすぎたのだろう、窓には「撮影禁止」の貼り紙が。カメラを持ってうろうろしていたら、家から出てきた店主らしき人に睨まれた。自分の家をじろじろ見られたうえ、シャッターで写真をバチバチ撮られたら決して気分の良いものではないのは判るので、有名な人形は目で見させて頂くだけに留めた。

お金を取っているわけではないので、ガラス越しにでも見せているだけでも感謝すべきなのだろう。
この伊吹堂というもぐさ屋のことは、司馬遼太郎さんが「街道をいく」で書かれているので知ったのだが、当時の賑わいぶりは大層なものだったらしい。また、この店主がもぐさを宣伝するために吉原(遊郭)通いをし、歌を歌って自分の店の名を広めたという。これが、日本初のCMソングではないか、といったようなことが書かれてあった。



もぐさ屋の向かいの家も良い感じの建物である。杉玉がぶら下げてあるので、元々は酒屋だったのだろう。今は「やいと塾」という看板があったが、お灸の方法を教えているのだろうか?

日差しはやや強いが風があるので涼しく、自転車で走るには快適な日である。殆どが平坦だったので、汗もほとんどかいていない。

ぶらぶらしているうちに、昼近くなったので、町外れの休憩所のような広場に腰を下ろして弁当を食べた。旧中山道には、地元の人と数人のハイカー以外、ほとんど人は歩いておらず、時間が止まっているような、のどかな昼下がりの時間だった。

柏原宿からは、JR東海道線の蛇行に添うように北へ向かい、近江長岡の方向へ走ると、伊吹山が姿を現し始めた。
こからが問題である。



今回の目的である廃線跡サイクリングロードは、米原市のホームページを見ても道路の存在は広報しているが、地図の記載が全くないのである。当然、MAPIONなどの地図にも鉄道すら道路すら載っていない。あまけに、前日突然、プリンタが壊れて地図の印刷ができなくなった。手持ちの地図は手書きのメモだけだ。それらしき方向に進むと、あっけなく、レンガ色に舗装された自転車専用道が現れたが、どうも方向がおかしい。

時間が十分あるので、迷っても大丈夫と思って走っていると、道は蛇行し、自転車道は一旦終わってしまったかと思うと、突然としてまた現れる。どうも、この辺一帯、田んぼの一本道がサイクリングロードとして整備されているらしいが、どうも判りにくい。しかし、景色は最高で、自転車専用道路でなくても車はほとんど通らないので快適だ。僅かな上り坂だが、蛇行しているので全く苦にならない程度だ。



やがて、偶然にもたどり着いた道の前方に、電柱が何本も立っている景色が見えてきて、廃線跡だということが確認できた。どこからが起点なのかさっぱり判らない。^^;

それにしても長閑な風景だ。道を尋ねようにも人が全く居ない。歩いていない。車の音もなく、ただ、田んぼやら麦畑の上を初夏の風が吹き抜けていく音だけが聞こえる。

前方にはセメント工場に山肌を削られているものの、伊吹山が美しい。伊吹山は自分の中学、高校と校歌に出てくる山でありなじみ深い。



道端に廃材とおぼしき鉄が野積みにされている。近づいてよくよく見れば、何と鉄道のレールである。この鉄の値段が上がっているというのに何と大らかなことか。しかし、この道がそもそも車が入れないうえに、この長さではそうそう簡単に持ち出せまい、と納得。



R365の下を潜るトンネルである。道は僅かに登っている程度で苦しい坂道ではない。



温泉施設のあるジョイ伊吹の横がこの自転車専用道路の終点になっている。道はそのまま住友セメントの工場に続いている。

かつては駅もなかったであろうに、休憩所としてプラットホームの上にベンチが設けられている。

なかなかこんなに整備された自転車道路はなかなか見つからない。ちょっと短かすぎて観光資源としては今ひとつかもしれないが、米原市は、もっと宣伝すれば、もう少し人が集まるように思うのだが。余計なお世話だろうか。

時間はまだ1時を回ったばかりであったので、ベンチでしばらく休んだあと、車を停めてある三島池に引き返した。

今日は「ほたる祭り」とかで、この辺りの川に沢山居る蛍を観察するイベントがあるらしい。とはいえ、日没まであと5時間余り、この町で過ごすのはちょっと難しいと考えてしまう私は、やはり都会人なのだろうか。

でも今日のコースはなかなか充実していてお奨めコースである。もう少し距離を伸ばして琵琶湖まで走っても良かったかもしれない。
関連記事

- 0 Comments

Leave a comment

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。