僕の前に道はある 僕の後ろに轍が出来る

元サイクリストが綴る自転車や散歩を中心としたブログです。

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愛・地球博記念公園へ

今度こそ春が来たようなので、小径車に乗って出かけることにしました。

コースは愛・地球博の会場となった旧青少年公園だ。かつて青少年公園と呼ばれていたこの公園には懐かしい思い出がある。30年以上前の話だが、初めて変速機の付いたジュニアスポーツ車を買ってもらったころ、仲間と連れ立ってはじめて遠乗りをした場所だったからである。

名古屋市の西半分は、ほぼまっ平らで、坂と呼ばれるものは庄内川の堤防と名古屋城に上がる僅かな坂道だけなので、変速機のついた自転車などほとんど必要のない場所なのである。ところが、自転車で初めて名古屋の東半分のいわゆる丘陵地帯を初めて走ったとき、上り坂で自転車をこぐことの大変さと変速機の効果を知ったわけだ。

9:30すぎ、自宅を出て、矢田川の堤防へ向かう。矢田川は、三階橋の辺りで庄内川と分かれている支流だ。三階橋から名古屋城までは「御用水」(正しくは庄内用水とか黒川)と呼ばれる水路で繋がっており、桜の名所、最近ではホタルも観察される場所として知られている。
御用水にそって、矢田川堤防へ。30余年前に出かけた時は、堤防上の道を走ったものだ。この辺りは比較的交通量も少なく安全だった記憶がある。今は河川敷に立派な自転車道が整備され、快適に川沿いを安全に走ることができる。(当時も一部は有ったかもしれない)

河川敷の道は時おり野球グラウンドに呑み込まれて、草野球の試合をしている端を通過する箇所もあるが、おおむね快適な舗装路だ。
走っている人、歩いている人、一輪車に乗っている集団、みな待ち焦がれたように、思い思いに春の麗らかな陽気を楽しんでいる。

矢田川はやがて枝分かれし、香流(かなれ)川と名を替える。川幅は一気に狭くなり、河川敷から川沿いの道になる。香流川サイクリングロードと称されている遊歩道がどこまでも続いており快適に走ることができる。

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桜並木が続き、葉桜となっているサクラの枝が道を覆っている。これは、歩道がサクラの木の根をアスファルトで覆っているということでもあり、そのためかアスファルトが隆起して舗装が荒れている箇所が多い。そのたびにハンドルに路面の突起がゴツゴツと伝わってくるが、同時にそれはサクラの木の悲鳴のように聞こえてくる。なんとも複雑な気分だ。

長久手という地名が看板に見えてくるようになると、川の流れはさらに狭くなり、やがて小高い丘の上に観覧車が見えてくる。走り初めて1時間少々でわりと良いペースだ。

今日は地図を持ってきていないので、走ったことが無いこの道は、観覧車の方向と、勘が頼りだ。
観覧車の方向が右手になってきたころ、熊張という交差点を右折する。私は地球博には行っていないので、観覧車がどの位置なのか良く判らない。最初はその続きに見える高い塔を目指して進んだが、それが瀬戸にある地デジのアンテナ塔であることに気づき、20分程度のロスタイムをしてしまった。

元の道に戻り南下し、見覚えのある猿投グリーンロードに出た。いきなり上り坂である。この坂はなんとなく記憶がある。仲間と心臓破りの丘と呼んでいた公園の最後の上り坂である。フリーのギヤを1枚2枚と徐々に落としていく。さすがに押すまでのことはないが今でもつらい坂である。

そんな横を大学生らしきお兄ちゃんが、軽やかな足取りで腰を浮かせながら、リズミカルなペダリングで顔色一つ変えずに追い越していく。しかもごく普通の変速機すら付いていない自転車である。じきにバテるだろうと思っていたが、その差は縮まるどころか広がる一方で、その若者は近所を散歩している感じで公園の反対の方向に曲がっていった。
かつては峠越えに燃えたこともあり、坂道はそんなに弱いほうではないが、体力が落ちたのか、それとも若者がタダ者ではないのか、軽いショックを受けた。

愛・地球博記念公園は、昔の青少年公園の面影が全く無かった。かつての管理棟の建物も無い。見覚えのある風景が何一つない。別の場所に来てしまったようだ。
ゲートも何もないので、自転車に乗ったまま、休憩所のありそうな建物へ。走りっぱなしなのでさすがに疲れている。
自転車を置いて建物に入ろうとすると、係員のおばさんに呼び止められた。
「すみません。自転車は乗り入れ禁止なんです。入り口の駐輪場まで戻って下さい。」
へ? 公園で自転車乗っちゃいけないって? なんで、そんなことどこにも書いてなかったけど?
ちょっと耳を疑ったが、その言い方は低姿勢で丁寧だったので、文句の一つも言わずに素直に言うことを聞くことにした。

さすがに引き返す元気はなく、事務所の中に自転車を置かせてくれるとのことだったので、そのまま休憩所で一息ついた。

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天気のよい日曜日とあって、小さな子供をつれた家族連ればかりが目立った。たしかここは「となりのトトロ」で有名になったさつきとメイの家もあると聞いたことがある。

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品種の違うサクラかヤマモモが咲いている。花壇に植えられた花々も美しいが、おじさん一人で長居するような場所ではないので、少し早いが、食事を取って引き返すことに。

帰り道は、忠実に往路をそのまま引き返す。

このコースはほとんど平坦で、車の通らない道が全体の半分以上を占める、クルマ社会の名古屋では数少ない自転車にやさしいコースでした。

本日の走行距離:60km(サイクルコンピュータによる距離。迷った道などを含めているので、地図上のルートとほど等しいことが判りました)
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- 2 Comments

じーじ  

今晩は、tmzさんは名古屋でしたか。
私の中学校時代からの友人、ノリタケに勤めています。彼が上京するたびに国立(くにたち)の飲み屋で会っていますよ。
私自身は全く縁のない土地柄ですが、最近良心的な名古屋のショップから昔のセーフティーレバーセットをを送ってもらいました。これはブログに載せていますよ。

2010/04/19 (Mon) 21:27 | EDIT | REPLY |   

tmz  

じーじさん。こんにちは。
ノリタケは家のわりと近くなので、幼少期、ノリタケの本社の向かいにあり幼稚園に通ってました。たまにノリタケの森にも出かけますよ。街中で貴重な公園です。
セーフティーレバーですか。私も仰られるように若いころはあまりカッコよくないなと思ってランドナーはギドネットを付けてますが、効きが甘くて何度か怖い目に遭いました。これは間違いなく最も実用的なレバーですね。
名古屋のショップの情報ありがとうございます。隣の区なのですが、この店は知らなかったです。ランドナーのパーツなど手に入りそうですね。

2010/04/20 (Tue) 22:21 | EDIT | REPLY |   

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