僕の前に道はある 僕の後ろに轍が出来る

元サイクリストが綴る自転車や散歩を中心としたブログです。

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御嶽山に登る

自転車から離れて、週末に1泊で御嶽山に登ってきた。節約のために銀マットで作った目隠しを使った車中泊である。

本当は盆休みに出かけようと思ったのだが、直前に日本を縦断した台風のために予定を変更した。天気予報はなんとか天気が持ち堪えそうな感じだった。

名古屋から東海北陸自動車道で郡上八幡へ。そこからR472~R257で山越えをしてR41沿いの萩原町に出て、飛騨小坂から濁河温泉へ向かう。
自炊道具を持って行かなかったので、寝る前の食事と次の日の朝食、夕食は麓の町で調達しなければならない。

田舎ではこうした店が無くて困ることがある。萩原町の外れにある最後のコンビニで食料を調達するまでは良かった。まだ5時過ぎだったので、その先の町で食事をしようと思ったのだが、まず店自体が無いのは判るが、廃業してしまった店がやけに目立つ。飛騨小坂の駅前にも1軒あったが、既に暖簾を下ろしている。

地方の疲弊、ってこんな所にも現れているのだろうか。余計なお世話かもしれないが、ちょっと心配になる。
この先、濁河温泉には宿泊者以外に食事を提供する店は無い、という情報があったので、クルマで10キロほど戻ってやっとドライバー向けの食堂で食事にありつく。

既に薄暗くなりかけた中を濁河温泉へと向かう。カーブがこれでもかというばかりに続く道を小一時間ほど走り、温泉街の明かりが見えたときにはほっとした。全舗装されているだけでも有り難いがあまり走りたくない道だ。

着いたのは午後8時位。さっそく特製銀マットを窓ガラスにセットする。我ながらまあまあの出来である。僅かに開いた隙間は取り外すときの取っ手にもなるご愛嬌だ。

駐車場はちょうど道路の終点、イコール登山口の前にある。5台ほどの先客がおり、既に就寝中なのか真っ暗な状態だ。まだ早いが寝床を用意し、横になった。

標高1800mで外はけっこう涼しい。熱帯夜の続く名古屋とは違って少し寒いくらいだ。しかし、車内は銀マットの断熱性能のせいか暑い。しかし、朝方は逆に寒くてシュラフに入らないと寒い状態になり、結局なかなか寝付かれずに朝を迎えた。

登山口にある立派なバイオトイレで用を済ませ、出発はもたもたしているうちに6時になった。

登山口付近にある御岳信仰の仏像・銅像群を横目に整備された木道、遊歩道のような、こんなに整備されていてよいのだろうかというような道が続く。

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また距離か標高かは判らないが、登山口から五の池小屋までの経過を示す標識板まで用意されている。五の池小屋が42の番号で、残りの行程が判るようになっている。

幸いにも朝からいい天気で、森林限界から抜けた後の日差しの強さが気になる。湯の花峠で目的となる御岳の一部が見える他は、森林限界近くまで展望はほとんど効かない。ひたすらに標高を稼ぐ。

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木の背丈が徐々に低くなり、僅かに展望がききはじめたころ、北の方向に私でも判る、特徴のある形をした笠ヶ岳が見えてきた。その手前は距離、方向的にいうと乗鞍岳であろう。

あまり急な坂は無く、大体のコースタイムで森林限界に達する。ハイマツの広がる高山の風景に変わる。こうなってくると、頂上も近くなり、テンションも上がる。
しかし、この辺りから同行者のあるカミさんの遅れが激しくなってきた。いつものことだが、この日は尋常ではない。気分が悪くなって途中でもどしたらしい。

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それでもなんとか、だましだまし飛騨頂上までたどり着いた。カミさんはフラフラの状態だ。
素晴らしい天気だが、見ると麓のほうから次々とガスが上がってくる。
東の方向に中央アルプスの稜線が見えていたが、しばらくすると雲の中に消えてしまった。
それでも周辺は強い日差しで日射病になりそうな暑さだ。

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五の池小屋に入らせてもらい、しばし休憩。もう11時近いので、カミさんの様子からすると、予定の剣が峰までは行けそうもない。
この場所に残して剣が峰まで行こうとも思ったが、ちょっと心配でもあるので、少し様子を見ていけるところまで行くことに。

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小屋周辺からは眼下に青々とした水を湛えた三の池、その手前にお花畑の広がる美しい風景だが、カミさんの足取りは重い。賽の河原の手前にある避難小屋を見下ろす乗越にたどり着くのが精一杯で腰を下ろす。

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徐々に日が翳ってきて、雲が東の方向から次々に流れ、剣が峰方面はガスに包まれるようになった。これで頂上を諦める踏ん切りがついた。

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せめて摩利支天だけでもと思い、一人で目と鼻の先に見える頂上まで登ろうと思ったが、そこは頂上ではなく摩利支天乗越と呼ばれる通過点だった。さほど標高差は無さそうなので、その先の展望台で引き返して、帰路についた。
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五の池小屋で昼食を取り、13時過ぎに下山の途についた。
最近の山登りでは、いつも上りよりも下りのほうが辛い。自転車と逆である。
若い頃は、トントンと飛び跳ねるような感覚で、それこそコースタイムの半分位で下山したものであるが、今そんなことをする自信は無い。
50代と思われるオジさんが下山途中に両手にストックを持って軽やかに通り過ぎていく。
上りでは相当にバテていたカミさんも、下りはさほど遅れることもなく、ほぼ標準的なコースタイムの3時間で登山口に着いた。

濁河温泉の公営露天風呂は4時までなので、そのままクルマで町へ下りる。
R41から少し入ったところにある、日帰り温泉の飛騨川温泉しみずの湯へ。山の帰りの温泉は至福のひとときだ。
頂上で見る景色とこのひと時のために山に登るようなものだ。
すでに筋肉痛の兆候が出ている筋肉をほぐすが、長湯しているとそのままぶっ倒れてしまいそうに熱い。
仮眠をとってからR41で帰途につく。帰り道の飛騨地方は土砂降りの雨。今日も間一髪のハレ男だった。

翌日は階段もまともに下りられない筋肉痛に襲われたことは言うまでも無い。

6:05登山口~7:12湯の花峠~7:47のぞき岩~8:12半分の地点~8:30八合目~8:41森林限界近く~10:12飛騨頂上(五の池小屋)10:50~12:01魔利支天乗越(2930)~12:54飛騨頂上(五の池小屋)13:18~16:10登山口
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- 2 Comments

じーじ  

御嶽山、ご苦労様でした。
 一時私も家内と登っていましたが、足の不調で断念しました。百名山では、那須岳が一緒に登った最後かな? 家内バテバテで、復路の三本槍下りからの登り返しで、重いお尻を押した覚えがあります。私が元気であっても、家内、高山は無理であったと思います。でも、良い想い出ですよ。

2010/08/25 (Wed) 22:24 | EDIT | REPLY |   

tmz  

コメント有難うございます。
いつまで登り続けられるか判りませんが、無理のないコースを選んで行こうと思います。ただ辛いだけではつまらないですからね。
先日の山行で若いカップルの今風の光景を見ました。またブログに書きたいと思います。

2010/08/26 (Thu) 21:15 | EDIT | REPLY |   

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